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ベンゾジアゼピン系睡眠薬とは?効果・副作用・注意点をやさしく解説【新宿・22時まで診療】

ベンゾジアゼピン系睡眠薬の基礎知識|22時まで診療

ベンゾジアゼピン系睡眠薬とは?|22時まで診療のクリニックが解説

「なかなか寝つけない」「寝てもすぐ起きてしまう」といった不眠に対して、精神科や内科などでよく使われるのがベンゾジアゼピン系睡眠薬です。ここでは、医療の現場でよく使われるこの薬について、平易な言葉で解説します。

💤 ベンゾジアゼピン系睡眠薬とは?

ベンゾジアゼピン系(BZD)睡眠薬は、脳の神経活動を落ち着かせて眠りを促す作用を持つ薬です。脳内の「GABA(ギャバ)」という神経伝達物質の働きを強めることで、緊張や不安を和らげ、入眠を助けます。

代表的な薬には以下のようなものがあります:

  • トリアゾラム(ハルシオン)
  • ブロチゾラム(レンドルミン)
  • フルニトラゼパム(サイレース)
  • ニトラゼパム(ベンザリン)

これらは即効性が高く、短期間の不眠改善によく使われます。

🌙 夜間勤務・不規則な生活との関係

夜に働く仕事や昼夜逆転の生活は、体内時計を乱し、自然な眠気のリズムを崩します。これにより入眠困難・中途覚醒・熟睡感の欠如が起こりやすくなります。

こうした場合、一時的にベンゾジアゼピン系睡眠薬が使われることがあります。睡眠のリズムを整える「きっかけ」として用いることで、生活習慣の改善と併せて睡眠の質の回復につながります。

⚠️ 注意点と副作用

有効な薬である一方で、ベンゾジアゼピン系には注意すべき点もあります:

  • 依存性:長期使用により「薬がないと眠れない」と感じることがある
  • 耐性:徐々に効き目が弱くなり、量を増やしたくなることがある
  • 記憶・ふらつき:翌朝の眠気、記憶の一部が抜け落ちるなどの副作用がある
  • アルコールとの併用:作用が強くなり危険性が高まる

これらのリスクを避けるため、医師の指導のもと、必要最小限の期間・量で使用することが重要です。

💡 睡眠薬だけに頼らない工夫も大切

薬だけでなく、生活習慣の見直しも非常に大切です:

  • 就寝前のスマホ・強い光を避ける
  • カフェイン・アルコールを控える
  • 同じ時間に寝起きする習慣をつける

睡眠薬は「根本治療」ではなく、「回復へのサポート」です。生活改善と併用することで、再発しにくい睡眠リズムがつくれます。

🏥 当院での診療について

シティライトクリニックでは、22時まで診療を行っており、不眠や睡眠薬の使用についてのご相談が可能です。精神科専門医ではありませんが、必要に応じて薬物療法・生活指導・提携医療機関へのご案内を行っています。


📚 外部エビデンス・参考文献

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