クリニックからのお知らせ
新宿歌舞伎町の性感染症|若い性病が将来の不妊リスクに
新宿歌舞伎町の性感染症クリニックが解説|若いときの性病が「将来のリスク」になる理由
「若いころにクラミジアになったことがあるけど、治療してからは特に問題なし」
「軽い淋病だと思って、忙しくて病院に行かずに様子を見てしまった」
こうした経験は珍しいことではありませんが、実は若いときの性病が、数年〜十数年後に“静かなダメージ”として残ることがあります。
シティライトクリニック歌舞伎町は、新宿・歌舞伎町エリアで夜22時まで診療している性感染症クリニックです。
当院では、クラミジア・淋病・梅毒・HIV・HPVなどの性感染症検査・治療に加え、将来の妊娠・健康を見据えた相談も行っています。
なぜ「若い世代」は性病になりやすいのか
世界のデータでは、新たに感染する性感染症(STI)の約半分が15〜24歳の若い世代に集中していると報告されています。
理由としては、
- コンドーム使用が安定しない時期がある
- パートナーが変わりやすいライフステージである
- 性教育・情報が不十分で「大したことない」と思われやすい
- 症状が軽く、検査を受けないまま放置されやすい
といったことが挙げられます。
さらに、若いときの感染は「その後の長い人生」に影響しうるため、医学的には非常に重要なテーマです。
① クラミジア・淋病と「将来の不妊・子宮外妊娠」
女性:クラミジア・淋病 → 骨盤内炎症性疾患(PID) → 不妊・子宮外妊娠
クラミジアや淋病は、若い世代で最も多い性感染症のひとつです。症状が軽いか、まったく出ないことも多く、気づかないうちに感染が長く続いてしまうことがあります。
治療されずに放置されると、菌が子宮〜卵管まで広がり、骨盤内炎症性疾患(PID)と呼ばれる状態を起こすことがあります。PIDを繰り返すと、
- 卵管が傷つき、将来の不妊(卵管因子不妊)につながる
- 受精卵が子宮に到達しにくくなり、子宮外妊娠リスクが高くなる
- 慢性的な骨盤痛(下腹部の痛み)の原因になる
といったことが分かっています。
研究で分かっていること(かみ砕いて)
- クラミジアにかかったことのある女性は、そうでない女性に比べて、PID・卵管因子不妊・子宮外妊娠のリスクが有意に高いと報告されています。
- 「症状が強く出ていたクラミジア」の方が、将来のPIDリスクが高いという研究もあります。
一度の感染でもリスクは上がりますが、「何度もくり返す感染」ほどダメージが蓄積しやすいと考えられています。
男性:精巣上体炎・前立腺炎からの不妊リスク
男性では、クラミジア・淋病が精巣上体炎(副睾丸の炎症)や前立腺炎を起こし、
- 精子の通り道が狭くなる・詰まる
- 精子の数や質が落ちる
ことで、将来の男性不妊のリスクを高める可能性が指摘されています。症状が軽い精巣上体炎のあとに「なんとなく痛みが残ったけれど放置した」というケースでも、将来影響が出ることがあります。
② 性病とHIV・他の感染症リスクの「掛け算」
クラミジア・淋病・梅毒などの性病があると、粘膜に炎症や小さな傷ができやすくなり、HIVをはじめとする他の性感染症に感染しやすくなることがわかっています。
- 炎症部位には免疫細胞が集まる → HIVが入り込みやすい環境になる
- 潰瘍(ただれ)やびらんがあると、ウイルスが血管へ届きやすくなる
つまり、若い時期の性病をくり返すことは、その時点だけでなく「将来HIVなどにかかりやすくなる土台」をつくることにもつながりかねません。
③ HPV感染と「子宮頸がん」などの将来リスク
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、子宮頸がん・肛門がん・一部の咽頭がんなどの原因になるウイルスです。
研究では、
- 若い年齢で性行為を始める
- パートナーの人数が多い/パートナーにパートナーが多い
といった性行動が、高リスク型HPVへの感染と、その後の子宮頸がんリスク上昇と関連することが示されています。
若い時期のHPV感染自体は珍しいことではありませんが、
- 感染が長く続く(持続感染)
- 定期検診がされない
といった条件が重なると、十数年後に子宮頸がん・高度異形成として見つかることがあります。
対策として、
- HPVワクチン(推奨年齢内での接種)
- 子宮頸がん検診(細胞診・HPV検査)
を若い世代からきちんと行うことが、国際的にも非常に重要とされています。
④ 妊娠・赤ちゃんへの影響
若いときの性感染症は、その場で治療して終わり…に見えて、妊娠したとき・出産のときにも影響することがあります。
- クラミジア:治療されずに残っていると、早産・低出生体重・新生児結膜炎・肺炎など
- 淋病:出産時に赤ちゃんの目に感染し、失明の原因になることも
- 梅毒:妊娠中の未治療梅毒は、流産・死産・先天梅毒の原因に
「昔の感染が完全に治っていれば問題ない」ことが多いですが、自分がどんな性病にかかったか・きちんと治療したかを把握しておくことは、将来の妊娠・出産にとっても大切な情報になります。
⑤ 「もう治ったから大丈夫」ではなく、「きちんと検査・治療したか」が重要
性感染症は、
- 症状が軽い・出ないことも多い
- 自然に症状が引いても、体の中では炎症やダメージが続いていることがある
という厄介な特徴があります。
特にクラミジアや淋病は、きちんと検査を受けて、適切な抗菌薬治療を「最後まで飲みきる」ことが重要です。
検査せずに放置したり、自己判断で市販薬だけで済ませたりすると、将来の不妊・子宮外妊娠リスクを静かに高める可能性があります。
⑥ 若いときからできる「将来を守る4つのポイント」
- 1. コンドームを習慣にする
100%ではありませんが、多くの性感染症のリスクを大きく減らせます。 - 2. 定期的な性感染症検査
パートナーが変わる・新しいパートナーができたとき、半年〜1年に一度の検査を「歯科検診」くらいの感覚で受けておくと安心です。 - 3. 異変を感じたら早めの受診
痛み・かゆみ・おりものの変化・出血・発熱などがあれば、早めに検査・治療を受けることで将来のリスクを減らせます。 - 4. ワクチンで防げるものはワクチンで
HPVワクチンやB型肝炎ワクチンなど、ワクチンで予防できる性関連感染症もあります。
当院(シティライトクリニック歌舞伎町)でできること
当院は、新宿・歌舞伎町エリアで夜22時まで診療している性感染症クリニックです。
若い世代の方や、忙しくて昼間に病院へ行きにくい方でも受診しやすいよう、夜間の外来体制を整えています。
当院では、
- クラミジア・淋病・梅毒・HIV・B型肝炎・梅毒・マイコプラズマなどの各種性感染症検査
- 結果が出てからの保険診療での治療(対象となる疾患)
- 将来の妊娠・不妊リスクに関する相談
- 性行動やパートナーとの関係、仕事の事情もふまえた検査間隔の提案
といった診療を行っています。
「今すぐ何か症状がある」という方はもちろん、
- 「昔クラミジアと言われたが、その後きちんと検査をしていない」
- 「妊娠を考える前に、いまの状態をチェックしておきたい」
という方も、一度ご相談ください。
当院の性感染症検査・受診方法
当院の性感染症検査メニュー・料金・予約方法は、下記ページにまとめています。
性感染症検査について詳しくはこちら|シティライトクリニック歌舞伎町
クリニック全体のご案内・アクセスについては、公式サイトをご覧ください。
参考リンク(外部サイト・エビデンス)
- World Health Organization: Chlamydia fact sheet
- Davies et al. Risk of reproductive complications following chlamydia infection(The Lancet Infectious Diseases)
- National Cancer Institute: Cervical Cancer – Causes, Risk Factors, and Prevention
- Hoenderboom et al. Chlamydia and risk of PID and tubal factor infertility(Sexually Transmitted Infections)
- Characteristics of Major STIs(NCBI Bookshelf)
- WHO: Sexually transmitted infections (STIs) fact sheet
- HPV infection and cervical neoplasia: associated risk factors
- Global burden of female infertility attributable to sexually transmitted infections(Scientific Reports)
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断や治療方針を決めるものではありません。実際の検査・治療については、必ず医療機関を受診し、担当医とご相談ください。

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