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新宿|統合失調症の発症契機と回復期の疲労ケア【夜間

新宿・歌舞伎町|統合失調症の「発症の契機」と回復期のだるさ対策【夜間診療】 統合失調症の「発症の契機」を最新エビデンスで解説。回復期のだるさ・睡眠の整え方、運動・マインドフルネスの安全な使い方まで。新宿歌舞伎町の夜間対応。

統合失調症の発症の契機と、回復期のだるさへの対処

当院は新宿・歌舞伎町の夜間診療に対応する精神科です。統合失調症は、遺伝素因に加え、睡眠・生活の乱れ、物質使用(大麻など)、小児期逆境、都市のストレスなどが重なって発症リスクが高まることが分かっています(NICEWHO)。仕事や学業で日中受診が難しい方は、夜間の受診・検査をご利用ください。


1.統合失調症の発症の契機(リスク要因)

遺伝と脳内回路:最新GWASの知見

大規模研究で数百の関連遺伝子座が同定され、興奮性/抑制性ニューロンに関わる遺伝子群が注目されています。素因は変えられないが把握できるリスクです。出典:Nature 2022

高THC大麻の頻回使用

高力価THCの大麻を頻回使用すると、発症リスクが上がることが報告されています。若年期の「たまに」から習慣化する前に、早めに相談を。出典:Lancet Psychiatry 2019

小児期の逆境(虐待・ネグレクト等)

累積する逆境ほどリスク上昇。予防は「いまからでも」可能です。トラウマ配慮の診療で安全に支援します。出典:2025メタ解析2025 dose–response

都市・移民/マイノリティのストレス

都市化や移民経験は、社会的不利や差別ストレスを通じてリスクに関連。歌舞伎町で働く/暮らす方の生活背景を前提に配慮します。出典:2023総説2019メタ解析

周産期合併症

低酸素や低出生体重などの周産期合併症が、のちのリスクに関連する報告があります。出典:Neurosci Biobehav Rev 2024


2.急性期後(回復期)に続くだるさ・疲労への7つの対策

① 睡眠・概日リズムを±30分で固定

起床・就床・食事・外出の時刻を揃えます。朝は明るい光、夜は照明と画面を落とす。不眠が強い場合はCBT-I(不眠の認知行動療法)をご提案。出典:Lancet Psychiatry 2017

② 活動量は10〜20%ずつ段階的に増やす

一気に元の生活へ戻さず、週ごとに少しずつ。復職/学業は段階計画が近道です。出典:NICE

③ 日中の強い眠気や倦怠は内服の副作用を点検

鎮静・抗コリン・代謝負荷が強い場合は、投与時刻の後方化や剤の見直しを主治医と相談。

④ 運動療法(有酸素/マインドボディ)を週3回

20〜40分の有酸素、または太極拳・ヨガなど。陽性/陰性/全体症状の改善が示唆。続けやすい方法を一緒に設計します。出典:NPJ Schizophrenia 2024

⑤ 栄養と水分は日中に寄せる

たんぱく質+複合炭水化物で血糖の乱高下を抑え、午後のだるさを軽減。

⑥ 大麻と飲酒の現実的な減らし方

高THC大麻は再発に不利。使わない/減らす/遅い時間は避けるを合言葉に。飲酒は睡眠を浅くし翌日の倦怠を悪化。出典:Lancet Psychiatry 2019

⑦ 家族・支援者と早期サインを共有

睡眠崩れ、活動低下、被害念慮の再燃などの個別リストを作り、数日続けば早めに受診。


3.マインドフルネスの安全な活用(薬の代替ではありません)

  • 短時間×高頻度:1〜3分の呼吸法や足裏感覚の観察を1日数回。
  • “中性”アンカー:体験(声・イメージ)へ深入りしない。
  • 睡眠は削らない:悪化時は中止し、主治医へ相談。

最新レビューで症状・機能・洞察の改善が示唆。CBTpや運動と組み合わせが効果的です。出典:2024メタ解析2024試験


当院の特徴(夜間・歌舞伎町)

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よくある質問(FAQ)

薬だけでなく、生活の見直しも必要ですか?

はい。NICEは薬物+心理社会療法の統合を推奨。睡眠・運動・家族支援は再発予防にも有効です。

マインドフルネスは危なくありませんか?

短時間・中性アンカーで安全に。体験が強まる/不眠になる時はすぐ中止→主治医に相談してください。

大麻は少しなら大丈夫?

高THC大麻の頻回使用はリスク増。使わない/減らす/遅い時間は避けるプランを一緒に作ります。

参考リンク(権威サイト・被リンク用)

※本ページは医療情報の提供を目的としています。個別の診断・治療は診察で決定します。体調急変時は速やかに医療機関へ。

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