クリニックからのお知らせ

2025/11/28

新宿歌舞伎町でADHD相談｜夜22時までのメンタルクリニック

「予定をよく忘れてしまう」「締め切りギリギリになってしまう」「頭の中がずっとごちゃごちゃして落ち着かない」ーー。
新宿・歌舞伎町で夜遅くまで働いている方の中にも、こうした悩みを長年抱えてきた方は少なくありません。

その背景に、ADHD（注意欠如・多動症）という特性が隠れていることがあります。
ADHDは「怠け」や「性格の問題」ではなく、生まれ持った脳の働き方のクセと考えられています。

このページでは、医学的な知見をベースにしながらも、できるだけ専門用語を減らし、大人になってから気づくADHDの心理教育（わかりやすい説明と生活の工夫）をまとめました。
当院シティライトクリニック歌舞伎町では、成人のADHDに関する相談・診察・心理教育を夜22時まで行っています。

ADHD（注意欠如・多動症）とは？

ADHDは、主に次のような特徴を持つ発達特性のひとつです。

不注意：ケアレスミスが多い・物をよくなくす・話を聞いていないように見える
多動性：じっとしていることが苦手・体を動かしていないと落ち着かない
衝動性：思ったことをすぐ口に出してしまう・順番を待つのが苦手

こうした状態が子どもの頃から続いており、家庭・学校・職場など複数の場面で生活に支障が出ているときに、ADHDと診断されます。:contentReference[oaicite:0]{index=0}

最近では、子どもの診断だけでなく、大人になってからADHDとわかる方も増えています。
海外・国内の調査では、成人の数％程度がADHDに当てはまると言われており、決して珍しいものではありません。:contentReference[oaicite:1]{index=1}

大人のADHDでよくみられる困りごと

大人のADHDでは、「授業中に席を立ってしまう」といった子ども時代のイメージよりも、日常生活や仕事上の困りごととして現れることが多くなります。

スケジュール管理が苦手で、予定や締め切りをよく忘れる
部屋やロッカー、バッグの中がすぐに散らかってしまう
お金の管理が苦手で、気づくと使いすぎている
メールやLINEの返信を後回しにして、そのまま忘れてしまう
仕事や家事を始めても、途中で別のことに気を取られて完了しない
感情の切り替えが苦手で、イライラが続きやすい

夜遅くまで働く方やシフト制の仕事では、生活リズムが不規則になりやすく、ADHDの特性による「忘れやすさ」や「段取りの組みにくさ」がより目立ちやすいことがあります。

ADHDは「性格」や「努力不足」ではありません

「ちゃんとやろうとしているのに、どうしても抜けてしまう」「人よりすぐ疲れてしまう」。
ADHDの方の多くは、そのことで自分を責め続けてきています。

医学的には、ADHDは脳の発達や情報処理のバランスに関わる特性と考えられています。:contentReference[oaicite:2]{index=2}
しつけや性格の問題ではなく、「集中力」「行動を切り替える力」「計画を立てる力」を司る部分の働き方が、もともと少し違うイメージです。

大切なのは、

自分を責めるのではなく、「脳のクセ」を理解すること
そのうえで、生活や職場の工夫・適切なサポート・必要に応じた治療を組み合わせていくこと

ADHD支援の基本：心理教育・環境調整・必要に応じた治療

成人のADHD支援では、いきなり薬だけに頼るのではなく、心理教育（わかりやすい説明）と生活・環境の工夫が土台になります。:contentReference[oaicite:3]{index=3}

1. 心理教育：まず「特性を言葉にする」ことから

心理教育とは、ADHDについての正しい知識を学び、「自分の困りごと」を特性の言葉で整理していくことです。

自分の得意・苦手の傾向を知る
なぜ同じ失敗を繰り返してしまうのかを理解する
周囲（家族・パートナー・職場）にどう説明すればよいか考える

「なぜ自分はできないのか」という自責感から、
「こういう特性があるから、ここは工夫しよう」という視点に変えていく第一歩です。

2. 生活の工夫：脳内メモに頼りすぎない

ADHDの方は、「頭の中だけで覚えておく」ことがとても苦手です。
国立精神・神経医療研究センターのコラムでも、「脳内メモは信用しない」ことが重要だとされています。:contentReference[oaicite:4]{index=4}

具体的には、次のような工夫が役立ちます。

予定・タスクはすべてスマホや手帳に「外出し」する
（カレンダーアプリ・リマインダー・ToDoアプリなど）
「見る場所を決める」：予定やメモは、必ず1～2カ所に集約する
物の置き場を固定する：鍵・財布・名刺・薬などは「ここに戻す」と決める
大きい仕事を「小さなステップ」に分ける
例：
「確定申告をする」→「領収書を1カ所に集める」「レシートを日付順に並べる」など
タイマーやアラームを使って「始めるきっかけ」を作る

これらは決して「ズル」ではなく、自分の脳の使い方を助けるための補助具と考えてください。

3. 薬物療法：必要なときに、適切な量で

生活の工夫や心理教育を行っても、日常生活に大きな支障が残っている場合には、ADHD治療薬を検討することがあります。:contentReference[oaicite:5]{index=5}

日本で成人のADHDに用いられる薬には、主に次のようなものがあります。

メチルフェニデート徐放製剤（ドーパミン・ノルアドレナリンの働きを高める薬）
アトモキセチンなどの非中枢刺激薬（ノルアドレナリンの働きを調整する薬）

薬にはメリットと副作用の両方があります。
当院では、生活状況・他のご病気・お仕事のスタイルなどを丁寧に伺ったうえで、必要かどうかを一緒に検討していきます。

夜遅くまで働く方のADHDと生活リズム

ホストクラブ・ラウンジ・バーなど、夜遅い時間帯に働く方は、

睡眠・食事のリズムが乱れやすい
昼夜逆転で、日中の手続きや役所・銀行の用事がこなしにくい
複数のシフト・出勤店舗・個人予定が重なり、スケジュール管理が複雑

といった環境のため、ADHDの特性がより表に出やすくなります。

そのため、

自分に合った睡眠時間帯を決める（「毎日ほぼ同じ時間に寝る・起きる」）
シフトや予約をすべてスマホカレンダーに入力し、色分けする
「夜にやること」と「昼にやること」をあらかじめ分けておく

といった工夫が特に重要になります。

シティライトクリニック歌舞伎町でのADHD診療

シティライトクリニック歌舞伎町は、新宿・歌舞伎町エリアで夜22時まで診療しているメンタルクリニックです。

当院では、成人のADHDを含むさまざまなメンタルの不調について、次のような流れで対応しています。

初回相談
これまでのご経歴（学生時代から現在まで）、仕事のスタイル、困っていることを丁寧におうかがいします。
症状の整理と説明（心理教育）
ADHDの特性がどの程度当てはまりそうか、ほかの疾患（うつ病・不安症など）の可能性も含めて整理します。
生活の工夫・職場での配慮の提案
スケジュール管理の方法や、仕事の進め方の工夫を一緒に考えます。
必要に応じた薬物療法や専門機関のご紹介
お薬が適している場合は、そのメリット・デメリットを説明しながら検討します。

「診断が欲しい」という方だけでなく、

「ADHDかもしれないが、まずは話を聞いてほしい」
「診断名よりも、生活をどう立て直すかを相談したい」

といったご相談にも対応しています。

当院の精神科全般のご案内は、精神科のご案内ページをご覧ください。

場所や診療時間については、アクセスページに詳しく掲載しています。

「もしかしてADHDかも」と感じたら

ADHDかどうかをご自身だけで判断する必要はありません。
一人で抱えこむほど、自己否定感や生きづらさが強くなりやすくなります。

シティライトクリニック歌舞伎町では、お仕事帰りでも通いやすい夜22時までの診療で、
夜遅くまで働く方のメンタルケアとADHDの相談をお受けしています。

「診断名がつくかどうか」よりも、今の生活を少しでも楽にする方法をご一緒に考えましょう。

▶ ご予約・ご相談は、公式サイトまたはクリニック公式LINEから受け付けています。

参考リンク（もっと詳しく知りたい方へ）

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